【準硬式野球部】「立同戦」制し、2季ぶりリーグ優勝!/準硬式野球部

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◇立命館 4-1 同志社
(10月15日 関西六大学準硬式野球リーグ最終節2回戦@わかさスタジアム京都)

 立命館 101 000 020 4
 同志社 000 000 010 1

 関西六大学準硬式野球リーグが15日、京都市のわかさスタジアムで行われた。ここまで8戦全勝の立命館は、同志社大に4-1で勝利を収め、2季ぶりのリーグ優勝を飾った。
 
 9月16日から始まった秋季リーグ、その最終節は、開幕から8試合を全勝で進めた立命館と、1敗で追う同志社の注目の対決となった。立命館が勝てば優勝となり、同志社が勝てば優勝の行方は16日の最終節第2戦で決せられるという状況で、試合が行われた。

 オーダー
  9 竹村匡
  6 山本
  3 港
  2 中小路
  5 藤原
  7 橋本
  8 伊藤
  4 山岡
  1 酒井
  ☆リーグ戦当初からオーダーの骨格は変わっていない。だが、前節の試合中に足を骨折した主将・松原に代わって、7番センターには俊足の伊藤が入った。

立命館は初回、先頭の竹村匡が粘った末に右前に安打を放つと、犠打で一死二塁。ここで3番港が二遊間をしぶとく破り、竹村匡が生還。理想的な先制攻撃に成功する。

先発は酒井。2回生ながら大事な初戦の先発を任され、今季その期待に見事に応えている右腕だ。長身から繰り出す多彩な変化球を武器に、この日もマウンドに上がった。初回に二死一、二塁のピンチを招いたが後続を打ち取り、無失点に抑えた。その後も体格の良い選手がそろう同志社の打線を、制球力抜群の変化球でかわし、リードを保った。

1-0の3回表、立命館は一死から山本が安打で出塁すると、続く港の打席ですかさず盗塁を決め、得点圏に進んだ。その後二死となり、打席には主砲・中小路。初球を見逃し、「歩かされると思ったが、勝負してきたので、本気で応戦した」と2球目を振り抜くと、打球は右翼手の右を抜ける適時二塁打となった。頼れる4番打者の一撃で2-0と、さらに1点を追加した。

4回以降は2-0のまま膠着状態が続いた。立命館は打撃陣が好調で、安打などでたびたび走者が出るも、積極的な走塁が裏目に出て、盗塁死が続き走者を塁にためることができない。だが、守っては先発の酒井が中盤になっても安定した投球を続けた。捕手の中小路と協力して、真っ直ぐとツーシームを中心に配球を組み立てて、変化球でゴロの山を築く投球パターンが冴えた。4回裏には二塁打で無死二塁とされたが、続く打者を「良いところに投げられたら打たれても仕方ない」と自信を持つ球種・ツーシームで空振り三振に切って取り、得点を与えなかった。

7回を終えても依然、2点リードで試合が進んだが、8回表に立命館がダメ押しに成功する。先頭の港が安打、続く中小路が四球で無死一、二塁とすると、5番・藤原の犠打を相手投手が一塁に暴投し、港が本塁を陥れ、1点を追加した。すると直後から相手投手が突如、制球を乱し、二死から四死球で満塁とすると代打の林が押し出し死球を受け、貴重な2点を追加した。

8回裏からは酒井に代わって村上がマウンドに上がった。今季酒井と並んでチームを引っ張ってきた大黒柱の一角である。力強い直球で豪快に三振を奪う投球が持ち味である。その村上、二塁ゴロと三振で簡単に二死を奪った後、4番打者にフェンス直撃の二塁打を浴び、二死二塁といきなりピンチとなる。そして次の打者に初球を中前に運ばれ、1点を返されてしまった。だが、続く打者をきっちりと見逃し三振に仕留め、窮地を脱出。相手の反撃を何とか1点に食い止めた。

9回表の攻撃は0点に終わり、4-1で最後のイニングを迎えた。アウトを3つ取れば優勝である。2イニング目の村上、直球の威力は冴え渡っていた。無死一塁から三併殺を取り、いよいよ二死。最後の打者を自慢の球で三振に抑え、試合終了。このリーグ、投手陣の踏ん張りが際だった立命館が昨年の秋以来、2季ぶりの優勝を飾った。

全勝でリーグ戦を勝ち抜いた立命館だが、試合後のミーティングではコーチから走塁ミスに関して辛辣な声が飛んでいた。主将の松原も「実力面も、全国で戦うにはまだまだ」と納得していない様子で話した。あくまでもリーグ優勝は通過点で、全国大会での上位進出を見据えているという強い意志が、選手や首脳陣から伝わった。次のステージは関西地区でのトーナメント戦。「一戦必勝で、優勝を目指します」と松原、リーグ戦を制した鉄壁の投手陣に、好調を維持する打線がかみ合えば、その目標がますます現実に近づくだろう。
インタビュー
○芝田監督
「酒井から村上への勝ちパターンができた。理想的な、最高の展開で勝てて良かった。酒井はこのリーグ戦で落ち着いた投球ができてきて、風格も出てきた。関西地区のトーナメントではあまり勝てていないので、バントを含めた打撃練習をしっかり行っていきたい」
○松原主将
「優勝は嬉しいけど、まだまだ未熟。全国で上位に行くには、個人の能力だけでなく作戦面、守備面、目に見えないミスの改善が必要。(自身は出場することができず)悔しいけど、チームが勝てば良いと思った」
○酒井選手
「同志社は良い打者が多いので、丁寧に投げた。強く投げるというよりはしっかりコースに投げようと思った。ピンチの場面は『やばいな』と思ったけど、開き直って投げ切れた。関西地区のトーナメント戦では、去年すぐ負けてしまったので、1つずつ勝ちたい」
○中小路選手
「今季は村上と酒井に頼りきりだった。接戦が多くて、もっと点を取れたらよかった」

【記事:仙田幸久】