【女子バスケットボール部】強豪を相手に前半リードも、課題の後半克服できず/女子バスケットボール部

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◇立命館 56-73 大阪人間科学大
(9月13日(日) 関西学生女子バスケットボールリーグ@立命館大学衣笠キャンパス体育館)

 関西学生女子バスケットボールリーグが13日、京都市の立命館大学衣笠キャンパス体育館で行われ、立命館はホームの声援を受けて強豪の大阪人間科学大と対戦した。試合は前半まで立命館がリードしていたが、後半に逆転を許し、56-73で敗れた。

 リーグ戦も中盤に差し掛かった。今日の相手はインカレでも上位を狙えるほどの実力を持つ大阪人間科学大学。ここで金星を挙げれば、リーグ戦後半に向けて勢いがつくところだったが、相手の徹底した攻守に勝ち星は阻まれてしまった。

 序盤にペースを握ったのは立命館だった。第1ピリオドは競った展開となったが、「各人がやるべきことをしっかりとできた」と野老監督が振り返るように、要所できっちりと得点を挙げた。その結果、13-11でリードして第2ピリオドへ移った。

 第2ピリオドでも立命館の勢いはなおも衰えず、前のセット同様、各選手が相手の激しい攻撃、守備に屈せずひたすらゴールを目指してボールをつないだ。試合中、「このチームは引っ張ることのできる選手がいない」と自ら声を張り上げて檄を飛ばす野老監督の指示に選手たちもしっかりと反応して、大阪人間科学大からリードを奪っていった。立命館大学衣笠キャンパス体育館で行われていたため、多くの保護者らによる黄色い声援も味方につけながら流れを引き寄せることに成功した。「個々が練習の中で身につけた持ち味を発揮していた」と野老監督が言うように、まさに絵に描いたもちのごとく立命館の流れで前半終了まで突っ走った。前半を終えてのスコアは36-32。「相手は強豪であるが、勝ちを手にすることができるかもしれない」と会場の期待も高まった。

 しかし、第3ピリオドになるとその良いムードが一転してしまう。大阪人間科学大が前半よりも激しくDFに対してプレスをかけると、立命館の守備陣がそこから逃げてしまい、徐々にゴールに詰め寄られた。こうなると大阪人間科学大の猛攻に耐えることが難しくなり、序盤の数分間で逆転を許してしまった。それからは完全に大阪人間科学大のペースとなり、高さや速さ、要所で多彩な攻撃を繰り出す相手の攻撃陣を止めることができない。野老監督も頻繁にタイムを取って懸命に流れを引き戻そうとするも及ばず、40-51で第3ピリオドを終えた。10分間で19失点を喫し、主将の野原は「(前半リードしていて)気の緩みはなかったつもりだったが、気持ちの面で相手のほうが上回っていた」と大量失点を許した立ち上がりを悔やんだ。

 一度流れを渡してしまうと簡単には返してくれないのが強豪である。第4ピリオドも大阪人間科学大の余裕を持った攻めに反撃の芽を摘まれた。残り時間が減るにつれ追いつかなければならないという気持ちが焦りを生み、その隙に付け込まれて逆にチャンスを与えてしまうという苦しい展開から最後まで抜け出すことはできなかった。56-73で敗戦、前半まで優勢だった流れを最後まで持続させることができず、ホームでの試合を白星で飾ることはできなかった。

インタビュー
野老監督
「このチームは、集団競技に必要な個の集団化、つまり個人の力で相手に及ばないときは集団でカバーするという関係性が弱いと感じていたが、徐々に善くなってきた。ただこの試合は、全国で戦う相手との試合ということで、全国に出る良いチャンスだった。その中で、さらにワンランク上を目指さないといけない。苦しい中で勝ちに結びつけるチャンス、苦しいときにはそれを跳ね除けて勝ちにつなげるたくましさがなく、組織的な弱さが克服されていない。次の試合に向けては、しっかりと次の戦いに向けた準備をしてほしいと思う」
野原主将
「まだまだ、前半がよくても3ピリオドの入り方を改善しないとインカレでは勝てない。上回生の弱さが出たし、気持ちの面で下回っていた。あと3試合で1次リーグが終わるので、上位に行くためには勝たなければならない試合。とにかく上級生がボールを追い続ける姿勢を見せること、それが結果につながると思うし、4回生は4年間の思いを見せ付けて落とさないようにしたい」

【記事:仙田幸久】