【男子バスケットボール部】対策実りリーグ初勝利 /男子バスケットボール部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • mixiチェック

◇立命館 69-51 同志社
(9月5日 関西学生男子バスケットボールリーグ@京都産業大学体育館)

関西学生男子バスケットボールリーグ戦が5日、京都産業大学で行われた。ここまで勝ち星のない立命館は同じくここまで未勝利の同志社と対戦し、69-51で勝って今季初勝利を収めた。

先週から開幕したリーグ戦。インカレの出場圏内である4位以内を目指す立命館だったが、流通科学大に敗れ、リーグ戦序盤から苦しい戦いを強いられてしまった。そんな中で迎えたこの日の同志社戦、負けられないという思いをひとつに、立命館の選手たちが粘り強いプレーを見せた。

試合は第1ピリオドから激しい攻防が繰り広げられた。オーダーの決定や、戦略を立てる役目を担う浅村コーチが「互いに硬かった」と振り返る通り、守備陣に隙がうかがえ、第1ピリオドの10分間で16失点を喫する。だが、同志社の守備陣にも同じように緊張が見られ、このピリオドを16-16の同点で終えた。

第2ピリオドに入ってもまさに「立同戦」にふさわしい、両者一歩も譲らない攻防となる。同志社にリードを許せば、すかさず3ポイントシュートを決めて流れを渡さなかった。また、この辺りから浅村コーチによる緻密なデータ分析に基づいた作戦に成果が出始めた。この試合で頻繁に得点を与えていた同志社の高山対策として「スピードがあるから、離しながら付くように」と守備陣に指示した。すると高山はペースを乱してシュートする数が目に見えて減ったのだ。「良い駆け引きができた」と浅村コーチもご満悦の表情。それでも今度は立命館攻撃陣が同志社の守備陣に封じられ、このピリオドを11-11で終えた。

10分間のハーフタイムを挟んで迎えた第3ピリオド。途中同志社の猛攻に遭い33-40と一時は7点のビハインドを許す、苦しい展開となる。しかし、立命館の攻撃陣がここで火を噴き、怒濤の9連続ポイントを取って42-40と、ゲームを一気にひっくり返した。さらに攻撃の手を緩めない立命館はここからさらに得点を重ね、48-41でこのピリオドを終えた。第2ピリオドから戦略に芽が出ていた「高山対策」にもここで花が咲き、完全に同志社のペースを崩すことに成功した。

最終ピリオドは、7点リードの余裕から試合の主導権をがっちりと握り締め、相手に反撃のチャンスをなかなか与えなかった。リードも7点から9点、11と徐々に拡げ、リードのまま着実に経過していく時間も味方につけながらゲームを優位に進めた。結果、69-51で快勝。リーグ初勝利となり、選手たちはホッとした様子を浮かべていた。

こうして今季初勝利を収めた立命館、試合後には北波監督が「よく頑張ったな、気持ちを強く持って明日も勝とう」と選手たちに優しく微笑みながら語りかけた。その明日の相手は近畿大。リーグ屈指の強豪である。その明日の大一番を前に、エースの桜庭は「しっかり力を出したい」と力を込めた。リーグ4位までに与えられるインカレ出場の切符、その最右翼とぶつかる。この日の良い流れそのままに明日も自分達の持ち味である「相手の特徴を押さえて、得意なことをさせない(浅村コーチ)」バスケットボールを展開できるか、大いに注目である。

インタビュー
浅村コーチ
「守備陣がよく頑張った。オールコートのプレスが効いたし、第3ピリオドでビハインドとなったときにズルズルいかなかったことが良かった。勝てたのは大きいし、ホッとしている」
桜庭選手
「目標であるインカレベスト8に向けてチーム一丸となってやってきた。1勝がつかめて満足している。先週の敗戦から立て直して1試合目で勝てて良かった。まだまだ始まったところだし、しっかり力を出せば勝てると思う。明日は自滅しないようにしたい」

【記事:仙田幸久】