【女子陸上ホッケー部】インカレ直前インタビュー【前編】/女子陸上ホッケー部

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悲願のインカレV2へ、目の前の試合に全力で挑む
~女子陸上ホッケー部インカレ直前インタビュー【前編】~

全国でも「四強」の一つに数えられ、ホッケー界では全国的に有名な女子陸上ホッケー部。昨年優勝を遂げている全日本学生選手権(11月9日~13日@山梨学院ホッケースタジアムほか)を約2週間後に控え、木原主将(産4)、石川副主将(産4)、3回生の横田選手(政3)の3人にお話を伺った。

左から横田、木原、石川
左から横田、木原、石川

-ここまでの4年間(3年間)を振り返ってみて、いかがですか。
木原「1回生の時は、何があるのか分からないぐらいにとにかく大会が多くて、とりあえず大会に慣れるのに必死で、学校に慣れるのと、両立するので長い1年でした。2~3回生が一番ホッケーに対して力を入れられていて、真ん中の学年ということでプレッシャーもなく楽しんでできていて、インカレでの優勝は3年間の中で印象的でした。4回生は最後の年になって、授業は少なくなって部活だけになりましたが、チーム状況など色んなことを考える時期で、目標にしていて2連覇がかかっているインカレで最後しっかり優勝して締めたいと思っています」

石川「私は関東から出てきているので、高校時代の関西のホッケーっていうのが全く別の世界で、異国のものというか、全然未知のものだったので、1~2回生ぐらいまではずっと環境に慣れるのが精一杯でした。でもやっぱり、同期だとかいっぱい支えがあって楽しくなりました。3年生になってからは余裕が出来てきました」

横田「1年生の時は、4年生の先輩方が厳しくて、上下関係があって、それをどう乗り越えるかに必死で、あとは自分はスタメンを取ることを必死にやりました。2回生以降はキャンパスが茨木でそのまま来られるので、ホッケーに集中できて、スタメンでも出られるようになったので、ホッケーの事を中心に考えて、先輩にも意見を言ったり、積極的にチームに参加できるようになったりしました。3回生では、個人で選考会に行っていて、いろいろ勉強とホッケーの両立が難しくなったというのと、この夏の王座に出られなかったので、インカレでしっかり結果を残そうというのを目標にこの1年頑張ってきました」

-普段の練習はどのようにしていますか。
木原「基本的には衣笠、BKCは3限までで、OICは4限まででOKという形にしていて、16:30からの練習に間に合うようにという風にしているんですけど、理系の部員は授業終わってから練習に行くとか、別行動という感じです」
-1回生で3限までに授業を詰めるというのは難しい場合もありますよね。
木原「必修の授業は仕方ないので、授業優先で出てもらったりしています。(土日が遠征の場合)金曜が前日出発なので、全部出れない場合もあります」
-前日からバスを使って移動する場合、どれぐらいの時間がかかりますか。また、一番遠い遠征先はどこでしたか。
木原「7時間とか」
横田「宮城…」
木原「あれは別やったな(笑)」
横田「10時間ぐらい…」
木原「だいたい6~7時間ぐらい。早朝練習して、10時とかに出て夕方に着く感じですね」

-9月末の西日本インカレで3連覇しましたが、今のチームの雰囲気はどうですか。
木原「国体とか、教育実習とかで全員そろっているわけではないんですけど、10月15日の東海学院戦は絶対に勝たないといけない状況で、向こうは全員そろった状態で来るし、こっちとしたら絶対負けられない試合になるので、その試合に力を入れて練習しているという感じです。(その東海学院大戦は無事に勝利しました)」

-相手の主力がいないなどの情報はどのように入手できるのですか。
横田「選考会や、ホッケー界は狭いので、友達から聞いたり、SNSで分かったり。先週試合していたチームに聞いたら分かりますね」

-9月17日から20日まで、韓国遠征に出られていたそうですが、収穫などはありましたか。
石川「試合続きで、休みがない中で、無理やり詰め込んだ感じでいったんで、疲労がたまった状態で行ったんですけど、韓国のチームは日本にはない雰囲気が味わえて、個々のスピードが速くて技術が高くて、試合の中で、日本にはないゲーム運びや、国際的な違いがあるので、試合続きではあるんですけど、ずっと日本のチームと試合している中で、みんなで話し合って対応して改善したり、すごくいい刺激になりました。一回遠征を挟むことで、海外のチームと出来ていろんな刺激をもらえたのもあるし、一回違う環境で過ごすことで、心のリラックスにもなったかなという風に思いました」

木原「私も一緒な感じの印象を受けてて、ずっと日本の中でホッケーをしてると、やっぱり大学生とか高校生でやり方が違うっていうのを感じるんですけど、日本と韓国ではやっぱりそれを感じたし、山梨と東海とかとやるよりもすごいスピード感やボールの速さがあって、日本よりも上回っているのかなと感じたし、そういう相手に対して、このチームで国際試合ができて良かったし、こういうすごいスピードを持った相手であったり、フィジカルの強い相手に対してどう対応してくかという話し合いが出来たのはいい経験になったかなとは思います」

横田「日本では見知った相手で、相手の戦術とかクセとか結構わかるんですけど、言葉もわからない相手で、初めて試合して、個人としてもチームとしても試合中の中で修正していく能力が重要だと思ったし、初戦は負けたりしてたんですけど、次の試合はしっかり修正して引き分けまで持ち込めたりとか、短時間で修正する能力がチームとして向上したかなと思うのと、あとは新しい戦術とかプレーで刺激をもらえて新たな発見がありました」

-韓国にいる間は、遊ぶ時間もありましたか。
木原「今回は行ったその日から3日続けて1試合ずつだったので、今までの韓国遠征に比べれば1番試合数も少なかったかなという感じです。最終日は韓国観光の時間もあったので」
横田「満喫しました」
石川「食べ物とか全然違うので。いろいろ文化とかに触れられたので良かったです」
-試合の先発オーダーはどのように決めていますか。
木原「基本的には監督、コーチ、4回生がだいたい決めてて、最終決定はコーチが決めるんですけど、コーチは平日練習に来られないので、平日の練習の様子を伝えて、土日に試合があれば、相談してという感じです」

ー4回生の中で、密に連絡を取り合うようなことはしますか。
木原「人数か少ないので、『◯◯の調子がいい』とかそういう話をします」

-普段はどのようなスケジュールで練習されていますか。
木原「火曜がウエイト、水曜が朝練、木曜金曜はホッケーです。去年は朝練もなかったりほとんど毎日ホッケーでウエイトもあんまりなかったり。去年からやり方が変わったときは起きられなかったり、体が動かなかったりしました」

-朝練は何時からされるのですか。
木原「7時半からだいたい10時ごろまでです。前期に7時半からやってて、8時ぐらいからやりたいと思ってたんですけど、メンバーの人数とか考えて結局7時半からになりました。女子の試合は男子よりもけっこう朝の試合が多いので、朝練を入れたいなと思っていました」

-朝練には慣れてきましたか。
木原「きついけど頑張ってます」
横田「だいぶ慣れましたよ(笑)」
木原「朝けっこうみんなテンション高いとき多いもんね(笑)」

-大きな大会では緊張しますか。
石川「私はそうでもないですね。常に日本リーグとかで試合があるんで、変に試合自体に結構慣れちゃってるというか、日本リーグは随週に挟まってるけど、ただ大会は大きく来るんで、構えるものはありますね。王座優勝、インカレ優勝を大きな目標にしていて、それに向かってやっているので、去年のインカレはさすがに緊張しました」

-横田「私はアップの時はしますね。試合が始まったらもう関係ないですけど、さすがに昨年のインカレの最後のSO戦は、すんごい緊張しました(笑)」

木原「私は結構緊張しいで、その試合のことを考え出すと、試合の1週間前ぐらいになるとけっこうゾクゾクし出すときがあるんで、でもそのタイミングが調整できるんで、それを早い目にしておいたら、去年のインカレとかは試合前のアップは楽しんでました。観客が多いっていうのもあるし、いつもと雰囲気が違うのはあるけど、楽しいなっていうのはありました。でも1週間前ぐらいに来るタイプです」

-「インカレ優勝」と大きく目標を掲げる大会と、リーグ戦などの大会とは気持ちの面で差が出る部分もありますか。
木原「モチベーションを保つのは難しいですけど…」
石川「昨年秋リーグで負けたけど、その反動で行ったよね」
木原「そういうのって必要かもしれないね」
横田「インカレの準決勝で勝った東海学院大に、その前の日本リーグでは1-7で負けて、観客も誰もが(インカレでは)相手が勝つと思ってたみたいです」
-今までで一番印象に残っている試合を教えてください。
木原「昨年の優勝したのは初めての日本一だったので、一番に残ってるといえば残ってます。でも逆に、高校の私が2年生だったときに、インターハイの決勝まで初めて行って、その時に結局負けたんですけど、延長戦まで行って、ゴールデンゴール方式(一方が得点した時点で試合が終わる方式)で、そのペナルティーコーナーを取られたのが私だったので、それが印象に残ってます」

石川「やっぱり雛と一緒で、昨年の全国優勝が初めてだったので、その瞬間に立ち会えた時は、プレーの一瞬一瞬は覚えてなくて、勝ったときのみんなの顔とかがすごい印象に残ってます。あとは高校の時がけっこう勢いに乗っていたチームで、前半は格上の相手に0-3で負けるんですけど、みんなすごい後半に顔が変わって、そこから逆転したりすることが多くて、試合の一瞬一瞬じゃなくて、高校3年間を通して、すごい試合してたなっていう印象があります」
横田「もちろんインカレ優勝なんですけど、去年の西カレの決勝で、初めて大事な試合で点数を決めて、しかもずっと負け続けてた天理に初めてタイトルを獲れて、そこで決勝点を決めれて、その時の印象がすごいあります。初めてベストイレブンにも選んでもらって、初めてチームに貢献できたなって実感できた試合でした。決めたイメージは今も残ってます」

◆木原雛(きはら・ひな)=1995年3月13日生。産業社会学部メディア社会専攻4回生。京都・立命館高校出身。趣味は映画鑑賞。好きな食べ物はいちご、白ご飯。ホッケーは大学までで終え、卒業後は一般企業へ就職する。

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◆石川実咲(いしかわ・みさき)=1994年4月14日生。産業社会学部こども社会専攻4回生。栃木・今市高校出身。趣味はカフェめぐり。好きな食べ物は納豆、マンゴー。卒業後は実業団で競技を続ける。

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◆横田あずさ(よこた・あずさ)=1995年8月9日生。政策科学部政策科学専攻3回生。京都・立命館高校出身。趣味はライブに行くこと。好きな食べ物はヨーグルト、チーズ。

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和やかなムードで話が進みながらも、その端々に個々のホッケーに対する思いや考え方がひしひしと伝わってきた。インカレの開幕まで2週間足らずとなり、最後の調整が加速するが、昨年のインカレ優勝で掴んだ最高の感覚を思い出しながら、前向きに大会へ臨んでほしい。
3人がインカレで活躍を期待する選手や、インカレでの意気込みなど、まだまだ続くインタビューは後編(11月2日頃更新予定)へ続く。

【インタビュー、写真=仙田幸久】