【男子サッカー部】PK戦までもつれる熱戦も、準々決勝敗退/男子サッカー部

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◇立命館0‐0桐蔭横浜大(5PK6)〈8月10日(水)第40回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント準々決勝 @ヤンマースタジアム長居〉

スタメン
GK白坂
DF芝(→浅田’102分)、重松、池松、大田
MF中野(→蒲生’88分)、清水、髙畑、國分
FW木藤(→佐々木’83分)、佐當(→藤本’77分)
リザーブ
GK宮脇、DF高原、宮田、MF竹本、FW築山

10年ぶりの総理大臣杯出場で、ここまで富士大、筑波大をそれぞれ3‐0、2-1で破り、ベスト8へ進出してきた立命館。準々決勝では、関東第1代表の桐蔭横浜大と対戦し、互いに見せ場を作りながらも、延長までの熱戦でも得点は生まれず、最後はPK戦で5-6と一歩及ばず敗退となった。

3戦連続同じスタメンの立命イレブン
3戦連続同じスタメンの立命イレブン

この日は、第2試合、18:00キックオフだったものの、ここまでの2試合はどちらも第1試合で暑い時間帯に同じスタメンでプレーしてきた立命イレブン。対する桐蔭横浜大は2試合とも第2試合でスタメンの選手を変えながら勝ち進んできたチーム。コンディションの面では、立命館が不利な状況に見えた対戦も、いざ試合が始まると、相手に攻め込まれる展開ながら、相手を上回る運動量で、立命館もチャンスを狙い続けた。#13中野は、中1日とは思えない、キレのある突破で何度も相手のファールを誘い、セットプレーを獲得した。しかし、そのセットプレーも生かすことができず無得点のまま、試合が進んだ。相手の攻撃では、左右両サイドの突破やゴール前でボールをつながれ、シュートを打たれるシーンが目立ったものの、ボールはGK#1白坂の正面や、枠を外れ、前半だけで、立命館が3本に対して10本のシュートを相手に放たれるも無得点で前半を終えた。

立命応援席を背に突破を図る中野
立命応援席を背に突破を図る中野

後半に入ると、立命館らしい前線でのパス回しが展開されるようになり、#25佐當が持ち味のスピードと運動量で、#9木藤が一本のパスに反応する裏への飛び出しで、ゴールまであと一歩のところまで迫るもののチャンスをものにできない時間が続く。また、守備陣の体を張ったブロックで失点を許さず、後半も両チーム無得点で、10分ハーフの延長戦に突入することとなった。

池松はボールを跳ね返し続け、相手にゴールを許さない
池松はボールを跳ね返し続け、相手にゴールを許さない

立命館にとっては初めての延長戦となったが、応援の後押しもあり、立命イレブンの足が止まることはなかった。延長6分のピンチには#22池松のブロック、延長後半7分のCKからのピンチではGK白坂の反応とDF陣の必死のクリアで最後まで相手にゴールを許すことはなかった。攻撃では、途中出場の#33蒲生が積極的にゴールを狙うが枠を捉えられず、延長後半終了間際には、#10國分からのクロスを#14佐々木がボレーでシュートするもボールはバーの上に飛び、そのまま0‐0で延長後半を終了した。

多くの応援が120分の戦いを後押しし続けた
多くの応援が120分の戦いを後押しし続けた

勝負を決するPK戦、先行の桐蔭横浜大が4人目まで全員がPKを決めたのに対して、立命館は、國分、蒲生、髙畑に続く4人目、清水のPKが相手GKにセーブされてしまう。次の桐蔭横浜大の5人目のPKが決まれば敗退となる場面で、GK白坂が意地のセーブを見せ、望みをつないだ。その後、立命館の5人目大田、6人目藤本が決め、桐蔭横浜大の6,7人目のPKが決まったが、立命館7人目のキッカー佐々木のPKをセーブされ、この瞬間、6-5で桐蔭横浜大の勝利が決まった。

相手5人目のキックをセーブしたGK白坂
相手5人目のキックをセーブしたGK白坂

立命館は、ベスト8での敗退となったが、ここまでに見せた戦いは、「どことやっても十分通用する。自信を持つべきだ」と米田監督が話すように、10年ぶりの出場ながら、『球際・運動量・切り替え』の立命館の三つの持ち味を存分に発揮し、多くのサッカーファンに立命館のサッカーを知ってもらうことができただろう。応援席のサッカー部員はもちろんのこと、OB,OG、家族、友人など、様々な人々が応援に駆けつけたこの総理大臣杯の舞台で、目標の『日本一のチームになる』ことはかなわなかったが、この悔しさを糧に、ここを通過点として、立命館大学サッカー部の挑戦はまだまだ続く。

<試合後インタビュー>

米田監督

「(試合を振り返って)90分で片を付けたかったというのがある。ここまでメンバーを変えずに戦ってきて、結果的に負けてはしまったが、よくやったなという印象。自分のマネジメント不足の部分もあるが、選手たちはよくやってくれた。スタメンを変えずにやってきて、苦しい中でも後半に運動量が落ちて失点するというような試合はなかった。タフに過酷な状況の中でも戦える、体だけでなく精神的な部分でも自信を持ってほしい。気持ちを切らさずにサブのメンバーも戦ってくれて、チームのことをみて戦ってくれるのは、大学スポーツとしていいところだと思った。相手が関東のチームで強くても、自分たちのサッカーを貫く大事さを感じている。どことやっても十分通用する。自信を持つべきだ。」

國分選手

「(試合を終えた率直な気持ちは)相手が大きいということもあって、もっと下でつなぐサッカーをしたかったが、コンディションの面や相手の迫力の前に、できなかったことが悔しい。(試合振り返って)相手がロングボールを入れてきてというやり方は分かっていたので、ボールを奪ってつないでカウンターができなかったのは自分の責任でもある。(総理大臣杯通しての収穫と課題は)守備に関しては、攻められた時の方が安定していて不安はなかった。後半は相手をもっと押し込ませて、引かせて、細かくつないで攻撃をしたかった。守れたということが第一の収穫。筑波大戦でも難しい時間を耐えることができたし、今日も苦しい時間を乗り切れた。(次に向けて)今年は、途切れず良い舞台が整っているので、そこでは今まで以上の力を出せるようにやっていきたい。リーグ戦も良い流れできているので、しっかり戦っていきたい。」

[記事・写真:多満城沙耶]