【男子サッカー部】全員でつかんだ勝利、ベスト8進出/男子サッカー部

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◇立命館2-1筑波大〈8月8日(月)第40回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント2回戦 @キンチョウスタジアム〉

得点者 25分:中野、28分:木藤

スタメン
GK白坂
DF芝、重松、池松、大田
MF中野(→蒲生’64分)、清水、髙畑(→佐々木’78分)、國分
FW木藤(→築山’90+2分)、佐當(→藤本’59分)
リザーブ
GK宮脇、DF高原、宮田、MF吉永、竹本

2日前の雷雨の空とは打って変わり、快晴で猛暑の中行われた、総理大臣杯2回戦。 関東第5代表ながら、総理大臣杯23回目の出場となる強豪、筑波大との対戦となった立命館。試合立ち上がりに失点するものの、前半25分、28分に中野、木藤それぞれの『らしい』ゴールで一気に逆転し、後半も懸命に相手の攻撃をしのぎ、応援含めたチーム全員で2-1の勝利を手にした。

灼熱のピッチにも負けない立命イレブン
灼熱のピッチにも負けない立命イレブン

エンジのユニホームに身を包み、キックオフを迎えた立命館は、開始早々の前半3分、思わぬ形で失点を喫する。右サイドから上げられたクロスを中央の選手に頭で合わされ1点を失った。しかし、この不意の失点にも、中盤で攻守に持ち味を出した#6清水が「立ち上がりに失点したが、そこで崩れることなく自分たちのペースで試合を進めることができていた」と話すように、決して焦ることなく、相手ゴールを狙い続けた。失点後は、#25佐當の自慢のスピードを活かした突破や、精度の高いセットプレーからチャンスを狙い続けた。すると、前半25分、#13中野が中盤でボールを受けると、得意の右足を振りぬき、ボールはきれいな軌道を描いてゴールに吸い込まれた。中野の2戦連続弾で、1-1の同点とすると、直後の前半28分、#22池松から前線で走り出していた#9木藤の足元にボールが渡ると、GKとの一対一を落ち着いてゴール左隅に蹴り込んだ。立命館は、試合を一気にひっくり返す逆転劇を演じてみせた。その直後には、カウンターから攻め込まれてシュートを打たれるが、GK#1白坂が左足でボールを弾き、失点を許さない。そのまま前半を2-1と1点リードで終了した。

中野のビューティフルゴールを祝福する選手たち
中野のビューティフルゴールを祝福する選手たち

後半、さらに追加点を狙いたい立命館は、ボールを奪ってからの速攻を中心にチャンスをうかがう。また、後半22分には、カウンターに転じる相手のボールを#6清水が抜群の反応でブロックし、相手の攻撃の芽を摘んだ。その後も、立命館以上に得点が欲しい、相手の攻撃に耐える時間が続く。後半30分には、自陣ゴール前でシュートを打たれ、絶体絶命のピンチを迎えるが、ポストと立命の懸命なクリアで難を逃れた。その後は、交代出場の#5藤本、#14佐々木、#33蒲生らが、前線でボールを回して、シュートを打つが決めきれず、ますます相手の猛攻に耐える展開となる。それを後押ししたのが、応援席のサッカー部員たちの声援だった。大田主将が「最後押し込まれていた場面でも応援含めて全員で勝てた試合だった」と話すように、チーム全員が一つになって2-1の勝利を勝ち取った。

ナイスブロックでチームを救った清水
ナイスブロックでチームを救った清水

関東の強豪を破り、ベスト8進出となった立命館は、準々決勝で、関東第1代表の桐蔭横浜大と、またしても中1日で対戦する。

チームが苦しい時間帯に声を出し続けた応援席
チームが苦しい時間帯に声を出し続けた応援席

<試合後インタビュー>

米田監督

「(相手が8人スタメンを変えてきたのに対して、立命館は変えずに挑んだのは)去年、一昨年と関西選手権で1回戦と2回戦で変えてうまくいかず、負けてしまっていた。良くなかったところがあれば、その部分を変えるということは考えていたが、特にその必要はなく、天皇杯京都予選の時あたりから変えずにやっている。(選手たちが日本一のチームになることを目指して戦っているが)1年を通して戦って、最終的にどこかの段階で日本一という結果がついてくることを目指したいが、この夏の段階で、自分たちの形を変えてまで目指すよりは、グラウンダーのパスでつなぐことをやり通したい。また、球際、運動量、切り替えといった、サッカーに必要なことを愚直に意識し続けて、それをベースにしてそれぞれの特徴、個性を出していってほしい。(次に向けての課題は)疲れとの戦いにはなるが、今日の試合で、後半、ゴール前で工夫なくクロスを上げるなど、精度を欠いていたので、もう一つ崩しきるところが必要になる」

大田主将

「(チームの雰囲気は)緊張がないと言ったら嘘になるが、その中で関東のチームを倒したいという強い気持ちが、最後押し込まれていた場面でも応援含めて全員で勝てた試合だった。(立ち上がりに失点したが、焦りはなかったか)失点には後悔しかないが、ボールはうちが回せていて、筑波大がイライラしていたのは分かっていたし、中野のスーパーなゴールに助けられて、いつも通りやりたいことはできていた。木藤もあそこで冷静に決めきるところがさすがだなと思った。(後半は攻められる時間が続いたが)ああいう苦しい時間にいかにチームを引っ張れるかのためのキャプテンマークだと思っている。自分の好物とまではいかないが、声やプレーで示していきたい。(次に向けての意気込み)相手どうこうというよりも、疲労をとって、自分たちの力を出したい」

清水選手

「(チームの雰囲気は)立命館は失うものがないので、やってやろうという気持ちで挑んだ。立ち上がりに失点したが、そこで崩れることなく自分たちのペースで試合を進めることができていた。(試合の中で意識していたことは)いつもと同じプレーを意識していた。負けたら終わりの試合で、相手も必死になってやってくるのは分かっていたが、リーグ同様、自分たちのサッカーをすれば勝てると思ってやっていた。(相手チームの印象は)試合前は筑波大はうまいと言われていて、また自分たちと似てるサッカーをすると聞いていた。前半はいいパスを出せる場面もあって、後半は、相手を上回って戦うことができた。(次に向けての意気込みは)相手はどこがきても、どこまで自分たちのサッカーが通用するか、自分たちのサッカーを貫き通して、いけるところまでいきたい」

[記事、写真:多満城沙耶]